いわき探訪~勿来の関【いわき市】
今回はいわき市勿来町にある勿来の関に行ってきました。
勿来の関は、古代から歌枕となっている関の一つに数えられているように
平安時代の武将源義家の「吹く風をなこその関とおもへども・・・・」
などの和歌をはじめ、小野小町、和泉式部、西行法師などおなじみの
歌人も和歌に詠んだ有名な歌枕です。
源義家の銅像があり、その横の門から続く道は詩歌の小道があり、石畳の
道の横には18名の歌人の歌碑が並べられており、時折立ち止まりさまざま
な和歌を楽しむことが出来ます。(石畳なのでスニーカーなど履きやすい靴が
お勧めです。)小道は上り坂になっており上に行くと義家神社があります。
その先には勿来関文学歴史館があり、常時企画展を開催しています。
今回はふくしまの歌人と言う企画展が開催されていました。
歴史館入口から眺める景色は、太平洋が望め雄大な景色でした。
訪れた時は、まだ桜には早かったようです。4月の上旬から中旬にかけて
勿来の関も桜色に染まることでしょう。
近くにお店もあり、甘酒などの飲み物も販売されています。
これからの季節、桜の下歌人の和歌に勿来の関の思いを感じながら
甘い甘酒を味わってみてはいかかがでしょうか?
~小野~